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尿中神経生体アミンは、神経伝達物質を合成・代謝する患者の能力全体を知る手掛かりとなります。Doctor's Dataの神経生体アミンのプロフィールは、代謝疾患から行動障害まで種々の疾患と関係する尿中神経伝達物質の状態の変化を確認する時に役立ちます。


臨床診療における意義

尿中神経生体アミンとその代謝産物を分析することで、神経伝達物質代謝の非侵襲的な評価を行うことができます。

最近の科学文献レビューは、神経生体アミン検査が種々の領域で役立つ場合があることを示しています:
  • 機能検査---神経生体アミン代謝は、カテコール-O-メチル基転移酵素(COMT)、モノアミンオキシダーゼ(MAO)および他の酵素により引き起こされる可能性があります。検査結果は、これら重要な酵素の機能に関する情報を提供します。
  • アンバランスの確認---研究は、尿中神経生体アミン濃度が、例えばうつ病やPTSDなどの疾患と相関する可能性があることを示しています。
  • 治療に対する反応---セロトニンのような特定の神経生体アミンは、5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)のような神経伝達物質前駆体を補給することで変化する可能性があります。これらの変化は、尿に表れる場合があります。
  • リスク評価---尿中のセロトニン、ドーパミン、グルタミン酸塩レベルなどの変化は、化学物質への暴露あるいは環境暴露に起因する神経行動学的な毒性を示すバイオマーカーと考えられています。
Doctor's Data社が提供する尿中神経生体アミンプロフィールは、正常に機能することが不可欠である神経伝達物質を評価するための非侵襲的な方法です。
患者様に治療の機会を示すことで、患者さんの健康を支えられるようにすることがこのプロフィールの目的です。

体内の神経生体アミン

神経生体アミンは、芳香族必須アミノ酸から産生され、シナプス前ニューロンから神経細胞の間のシナプスへと分泌され、シナプス後ニューロン上で受容体を刺激します。神経生体アミンと代謝産物の血中濃度は種々な要因から影響を受けますが、他方で尿中濃度の方は主に末梢神経系および腸壁神経系の活性度を反映します。実際に、 尿中神経伝達物質の最高20パーセントが中枢神経系から生じることが推定されています。

尿中神経生体アミンを測定することによって、末梢神経系内で、また血液脳関門の後方で神経伝達物質を合成し代謝する患者の能力について、多くのことを学ぶことができます。

神経生体アミン濃度は、食事、年齢、性、体重、腎機能、環境曝露、感染、喫煙、および、例えば代謝異常、気分または行動障害などの疾患、まれな例では特定の腫瘍の存在などにより影響される場合があります。その結果、尿中神経生体アミンを評価することで、患者の健康と機能の状態が一層明瞭になる可能性があります。

神経生体アミンのプロフィールと検査項目

  総合検査 簡易検査
カテコールアミン分画(遊離):エピネフリン、ノルエピネフリン、ドーパミン
セロトニン
ヒスタミン
GABA(ガンマアミノ酪酸)
グルタミン酸塩
グリシン
フェネチルアミン(PEA)
タウリン  
トリプタミン  
チラミン  
チロシン  
5-ヒドロキシインドール酢酸(5-HIAA)  
3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸(DOPAC)  
3-メトキシチラミン(3-MT)  
メタネフリン分画:メタネフリン、ノルメタネフリン  
クレアチニン
総合のプロフィールでは、カテコールアミン代謝産物とメタネフリンが追加されるので機能的酵素の評価が増えます。

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